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2010年08月27日
8月26日の定例丸亀市教育委員会を傍聴して
岩根教育長から次のような提案がありまず協議されました。議会の論議を聞いてからにしたいという一部委員の発言が入れられ9月定例まで継続審議ということになった。
「提案」
方針
平成21年11月20日開催の定例教育委員会において、本市の義務教育がかかえる諸問題を解決し、教育環境をよりよいものにしていくためには、小中一貫教育の導入が極めて有効であるとの考えから「平成22年度より、丸亀市立の小学校・中学校の全校において小中一貫教育に取り組みます。(中略)綾歌中学校区においては(中略)3小学校・1中学校による一体型の小中一貫教育を推進してまいりたい。」ということとした。
変更(案)
綾歌中学校区においてはー体型の小中一貫教育を推進してまいりたい。」としていたが、ー体型の小中一貫教育を推進することが望ましいが、今回は見送る。」こととする。
なお、丸亀市全域で推進している連携型の小中一貫教育については、今後さらに積極的に進めていくものとする。
変更する理由
教育委員会は綾歌中学校区における一体型の小中一貫教育を推進するためには地元住民の理解と協力を得ることが重要であると考え、地域の保護者等を対象に15回にわたる説明会を開催してきた。
また、平成22年になってからは地域の方々による「綾歌地区小中一貫教育等協譲委員会」が組織されたので、引き続き協議を行ってきた。
平成22年7月28日、綾歌町の3地区から地域の意見が提出されたが、綾歌地区全体の意見を集約した意見書は提出されなかった。
3地区の意見は別紙のとおりであり、十分に理解が得られている状況にはなく、地域の大半の理解を得るためには、なお時間を要することが想定されるので、綾歌中学校区においては一体型の小中一貫教育を推進することが望ましいが、今回は見送ることとする。
栗熊コミュニティー・条件付き賛成 富熊コミュニティー・一部賛成。その他は、一体型について、十分理解できていないので意見表明できない。 岡田コミュニティー・時期尚早。
「綾歌地区小中一貫教育等協議委員会」に参加して協議してきた私からすると教育長提案は理解できる。この協議会委員会の議事録は公開されているのでまず発言した教育委員さんにはそれをちゃんと読んでもらいたい。その上でご自分が判断されるようにおすすめする。
jcj香川 例会のお知らせ(9月8日夜)
例会のご案内
ジャーナリストかがわ
第130号
2010年
8月25日
香川の「民度と文化度」を聞く
「文化経済学」の立場からふるさと解析
猛暑の残暑、じっとりとにじむ汗にうんざりしています。異常記録の続くメディアに「不明高齢者」の情報が不安を募ります。香川県も少子高齢化が進み、人口は下降線に入っています。折からの知事選報道は「地方自治に重要だが、低調」と煽り、「投票」を呼びかけています。そこで、「21世紀を地方自治の時代に」と活動する香川県自治体問題研究所理事長田村彰紀さんを迎えて、香川県の文化事情を解析してもらいます。文化政策研究者として、文化経済学の立場から香川県の「民度と文化度」を聞きたいと思います。瀬戸内の離島を結んで現在開催中の「瀬戸内国際芸術祭2010」について、その狙いと反響、課題など具体的な問題での分析には興味があります。
「暑さ」は気になりますが、文化の秋、各地で文化祭やふるさとまつり、運動会が企画されています。地方活性化に文化がどんな役割を果たすのか、自分たちの生き方として文化を考えてみたいと思います。
記
とき 9月 8日(水曜日)午後7時から9時まで
ところ 茶房「四季」(高松市西の丸町)087-822-9010
テーマ 香川県の「民度と文化度」を聞く
香川県自治体問題研究所理事長田村彰紀さんの提言
文化経済学の立場からふるさと解析
お願い 参加者は会場費と飲み物代・500円の協力をお願いします。
[かんかん石] 8月例会は沖縄で平和ガイドをする大島和典さん(元四国放送勤務・さぬき市出身)から辺野古の報告を聞きました。一人で取材し、編集し、発信する沖縄報告はJCJ市民メディア賞をとっています。新たな発信の決意に迫力を感じました。8・15集会は31回目、「戦争体験」が影を薄くして居ますが、今年は蓮井父子の奮闘で「終わらない戦争」をじっくりと学び、伝えるための活動を参加者が確認しあいました。
日本ジャーナリスト会議香川支部(087-882-2564)
〒761-8022高松市鬼無町佐料251 今岡重夫気付
メールアドレス imaokasi@md.pikara.ne.jp
知事選は最終盤
2010年08月22日
子どもの医療費
みなさん ご署名よろしく
2010年08月17日
8・15、高松で集い
第31回8・15戦争体験を語りつぐ集いは今年も8月15日、高松市民文化センターで開かれました。高松空襲の被害者で30年目に遺骨が水道工事で発見された母子の物語、紙芝居「30年目のぼくの遺骨」上演で開幕しました。30年間ずっと防空壕の地中にいた7歳のぼくと母さんの思いが人の手で高松の町によみがえりました。母さんの金歯と赤いかんざしが決め手になって身元がわかるてんまつ、朗読ボランティア五島幸子さんの声が会場をしんとさせました。
JCJ香川支部・今岡重夫さんの実行委員会あいさつに続いて「知られざる戦争・終わらない戦争 ベトナム・ラオス・沖縄・高松」と題して高松空襲を語りつぐ運動とかかわりの深い蓮井誠一郎茨城大学准教授が講演、ラオスのクラスター爆弾、不発弾被害の実情をくわしく報告しました。8月1日にはクラスター爆弾禁止条約が発効しましたが、ラオスでは七千八百万発残ると想定されている不発弾除去は容易でなく、いまも毎年三百人も(人口六百八十三万人)の犠牲者が出ています。ベトナム戦争当時ホーチミンルート遮断を目的にしたアメリカ軍のすざましい爆撃の結果です。
不発弾被害は戦場になったところはどこでも例外なくいまも被害を受けています。沖縄では日常的に問題が起こっています。高松でも年に数件はあります。
講演に続いて高松が戦場になり一夜に千三百五十九人が非業の死を遂げたあの日を語り伝える様々な運動にとりくむ人たちからの発言がありました。
植田正太郎・高松空襲をこどもたちに伝える会会長は大量放火殺人という戦争の本質をこどもたちに伝えるのだと訴え、山田悌二県原爆被害者の会事務局長はヒロシマ入市体験を、谷本亘さん(74)は7月4日の高松住宅地図復活の余話を、松永始県原水協事務局長は5月のニューヨークでのNPT会議に向けた行動を、1945(昭和20)年の香川や高知の戦争遺跡を丹念に調べている藤原義一さん(63)は特攻用の急増飛行場の実態と中学生動員の様子を語りました。
また1920年生まれの元兵士は満州から高知へ、本土決戦へ向けての軍移動、敗戦前後の軍隊の混乱を話し、作家・守川慎一郎さんは自分がみた復員兵の心の傷を語りました。
来年は慰安婦問題の芝居をしたいという女優の細谷育子さんに続いて閉会挨拶にたった井上のぶみさんが「戦争を語り伝えるこの集いを来年も続けていきましょう」と締めくくりました。
街頭で訴える
2010年08月13日
108太鼓台
百歳はつらいよ。この夏の過ごしにくい暑さ、それに輪をかける「百歳ゆくえ不明者」報道である。高齢者の生きづらさをつくりだした福祉の貧困が始まったのはいつか。一九八三年、老人保健法施行、老人医療費の有料化である。二〇〇八年には後期高齢者医療制度の開始で、七十五歳をこすと姥捨て山に捨てられることになった▲七三年の七十歳以上の医療費無料化制度の創設は革新都府県政と全国の運動、たたかいが実ったものだった。香川では六十八歳、六十九歳医療費が無料になっていた。先進県だった。後期高齢者医療制度は昨年夏の総選挙で廃止と決めた。ところが民主党政権は逃げまくっている。これを追い詰めるのが県レベルのたたかい、知事選だ▲いま熱いもう一つの大事がある。小中学校を三〇人学級にすることだ。県レベルで勝ち取ってきた少人数学級だが、ようやく中教審も提言を出し、少人数学級の必要性を追認する動きになった▲だが香川は全国で最後まで四〇人学級にこだわっている遅れた県だ。しかも教育予算を削るため強引な手法で小中学校の統廃合や小中一貫校をつくろうとしている。このまま県民がストップをかけなければ今後、小学校三〇、中学校六校がなくなるという。わが町を衰退させない、子どもたちと地域の暮らしを守るためにも、ただ一人三〇人学級実現を掲げる候補・松原昭夫さんで香川知事選挙がんばろうではないか。