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2006年04月30日
合併して一年綾歌ではいま何が
5月、合併して1年ちょっと。綾歌にどんな変化が起こっているでしょうか。
市民総合センターは人が少なくなりました。行政改革人事です。減った人数は5人です。保健福祉センターはもっと寂しくなりました。ちょっとのぞいてみると所長さんと保健師さんらが二,三人、事務職の人が一人です。たくさん人がいた社会福祉協議会もめっきり寂しくなります。事務局長さんと後一人、介護保険関係で何人もいたヘルパーさんはの姿はちらほらになってしまいました。やがて保健福祉センターの事務室は市の職員と社会福祉協議会の二人が一部屋に同居するといいます。
水曜日のプレイルーム開放はなくなり、木曜日に「子育て広場」で1時間半に使うだけです。もっと自由に使いたいものですね。プレイルームだけでなく調理室や他の部屋も生かした使い方をしなくてはもったいない。
隣のもちの木作業所も九月までしか予算措置がされていない。作業所に通う人と保護者はせっかく障害者に使いやすくつくられた施設をずっと使いたいと話し合いを始めています。応援してくださいね。
アイレックスの喫茶室が閉鎖されました。市の担当部に聞くと希望者から申し込みの書類は出たが、採算性の話など話し合いをした後現れません、という話だそうですが…。
アイレックスそのものが来年度には指定管理者になる予定で、契約が一年限りでは乗れない話という声も聞こえてきました。これもすっきりしない。
丸亀市になってすすめられている行政改革と綾歌に住む住民の願いとの間に大きなギャップが感じられるのです。あちこち空き部屋だらけにならなければいいのでいいのですが…。
2006年04月26日
「予算への賛否で扱いを変えろ」
「予算への賛否で扱い変えろ」
市長発言で共産党市議団が抗議
新井市長は新年度早々、職場訓辞で「予算案に反対した議員のいうことはあまり相手にするな」と指示していました。議員は市民の代弁者です。市長の発言は市民を自分の意見と違っていることを理由に差別扱いするものです。またこの発言は議会制民主主義を真っ向から否定していることであり市長としての資格が問われる大問題です。日本共産党市議団は26日市長に抗議と発言撤回、謝罪を求める申し入れをしました。
市長は申し入れに「私はこんなことは言うとらん」と答えました。それに対しては「そうであるならば、そのことをちゃんと公にしてください」と求めました。市長は「そうする」と答えました。
丸亀市職ニュース4月21日(金)によると発言内容は次のとおりです。「予算案に賛成、反対した議員を見極め、賛成した議員の仕事(要望)を多く受け入れ、反対した議員のいうことはあまり相手にするな」
2006年04月17日
記者のハートに火がついた
ことし一月十六日に日本テレビ制作の「NNNドキュメント’ニッポン貧困社会~生活保護は助けてくれない~」を西日本放送(本社高松市)が放映しました。弱者に冷たい政治の流れの中で自治体の生活保護行政現場のドキュメントです。高松市が生活保護の窓口に警官(警察採用職員という)を配置していることなどを取材、報道しています。
二月八日、増田昌三高松市長がドキュメント制作の日本テレビに「事実を歪曲する偏見に満ちた番組」と抗議文を送りました。
二十一日には香川大学助教授二氏が「警察採用職員の『ホームレスではいかん。住所いわなかったらいかん』等の発言は生活保護法に違反し申請の権利を不当に制限している」と市長抗議文への抗議と保護行政の改善を申し入れました。
そして三月三十一日高松市は日本テレビからの「ご指摘を今後の番組つくりに生かし」とした回答(二月二十七日付け)を受けて「抗議を受け止めて報道番組は客観的、かつ公平に取り扱われるよう」と求めて、今度は抗議文ではなく要請書を送ったと発表しました。
日本テレビは回答で「警察採用職員は一貫して『ホームレスなら保護は受けられない』とのみ繰り返し説明しており、当番組は客観的な事実をありのまま報道した」と述べる一方「三位一体改革の中で地方がしわ寄せを受けつつある点や、地方自治体が苦労していらっしゃる点についてもっと光をあてて報道してほしいという期待の強さ感じた」とも指摘しています。残された問題は高松市がこれから保護行政をどう改善するかです。
☆
これと平行して高松市を舞台に特別養護老人ホーム「高松さんさん荘」をめぐる贈収賄事件が進行中です。「福祉と利権の構造」という問題意識で真実を追求、報道する地元テレビ局・KSB瀬戸内海放送と事件の主役たちとの間で火花が散る場面が次々と起こっています。
収賄側の高松市元助役は逮捕・起訴され、裁判も罪を認めてすでに4月4日に結審しています。ワイロを橋渡しした疑惑で失踪中の市議や、贈賄で起訴され辞職した元市議。いずれも与党会派・同志会に所属していました。2月22日の主役ら逮捕で事件解明のため市議会に百条委員会設置の動きがでます。そのなかで「同志会が態度を保留した」と報道したKSBへ「あたかも設置に消極的であるかのように報道された」と同志会が抗議文を24日に出します。
また市長も昨年11月に記者会見で「(助役がワイロをその場でかえさなかったのは)すぐかえせる場合と1日や2日おいたり、相手の顔つぶしたらいかん場合もありますから……」などと発言しました。理に合わない同志会の抗議、市民には理解できない市長の会見、その一つ一つが「これからの報道内容が答えだ」と記者のハートに火をつけたのです。
私たち日本ジャーナリスト会議香川支部はNNN ドキュメント制作に協力した西日本放送の記者、議員と行政の癒着・利権のシステムを解明しようとシリーズを組んで追及する瀬戸内海放送の記者を招いて3月例会を開きました。(刎田鉱造)
2006年04月16日
JCJかがわ 4月例会のご案内
4月例会のご案内
「アースデイIN豊島」10年を考える
石井亨氏に「見守り」はこれでいいのかを聞く
新緑の季節です。若い息吹に希望を託したい気持ちながら、暗いニュースが多すぎます。玉藻城の高潮の被災桜も枯れたそうですが、今年は里山の桜もテングス病とかに取り付かれ、樹勢が衰え、花が貧弱に見えました。花の向こうに見えた海は平穏でしょうか。年一回恒例になっている石井亨県議を囲む例会で、『豊島問題』の整理をしておきたいと思います。アースデイは早10年になります。豊島産廃は約2割が運び出されました。処理は順調なのだろうか、島の人たちは元気なのだろうか、県民みんなで見守る約束はどこまで果たせているのだろうか。今、豊島から何が発信できるのだろうか。
記
とき 4月27日(木曜日)午後6時30分
ところ 茶房「四季」(高松市西の丸町・087-822-9010)
テーマ 「アースデイかがわIN豊島」の10年を考える
瀬戸内の再生・産廃処理の監視はどこまでできたか
石井亨氏(県議)に聞く
参加費 500円(会場費と飲み物代の協力をお願いします)
「かんかん石」3月例会は久し振りに現役スタッフの参加で、中身の濃い話し合いになりました。しかし、ビデオVHSの故障で、ドキュメント番組はノートパソコンで診る羽目になりました。JCJ総会で例会報告をすると反響が大きかったそうです。週刊慣金曜日にも浅野健一氏のレポートが出ていました。百条委で、福祉行政の何が引き出せるのか関心をそらさないようにしなければなりません。「世界につながる海と空」を見守る軸足をどこに置くのか。すべてがつながってきます。新年度が始まりました。会員登録の更新をお願いします。この3ヶ月、題字の年号が間違っていました。ごめんなさい。
日本ジャーナリスト会議香川支部(087-882-2564)
〒761-8022高松市鬼無町佐料251 今岡重夫気付
メールアドレス imaokasi@mxi.netwave.or.jp