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2009年10月16日
太鼓台(0910)
十月に入ってまず飛び込んできたうれしいニュースは「鞆の浦」景観訴訟の勝利判決だ。ヒロシマからも東京・杉並で都市の貴重な緑地「三井グランドと森を守る」運動に取り組んでいる友人からも「すばらしい判決」と喜びのメールが届いた。香川にとってもこの判決は同じように瀬戸内海国立公園の景観破壊とたたかっている小豆島・内海ダム。裁判が始まったばかりだが、大きな励ましだ▼六日には県議会で共産党白川県議が国のダム計画見直し方針を受けて「治水・利水効果のない内海ダム事業を強行することはいかかがなものか」と追及した。「河川法」のいう「住民参加」での県民的議論が必要と知事の姿勢を正したが「年度内に本体工事に入る」と知事はうそぶく。寒霞渓の景観をどう損なうか、守りに値するかどうか一目見てほしいというのは原告団長である▼十日にはオバマ大統領にノーベル平和賞、これは期待値。核なき世界への道を曲がらずに進んでいこうじゃないか。核固執、戦争大好き勢力からの雑言、暴言にひるまず一歩一歩。平和賞を盾に暴力はねのけ…そういう思いのせたニュースだ▼祭りの太鼓、獅子の鉦が澄んだ空気にのってとどく実りの秋。といっても米価は安い、野菜農家は手間賃も出ない。派遣切り、失業率。目の前は理不尽だらけだが。身近にいいニュースつくれそうな期待感の十月だ。(民主香川から)
投稿者 : 2009年10月16日 09:36