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2009年06月19日
第五五回原水禁四国大会IN高松
テージと会場いっぱいの四百人が一体になった歌声が響きます。十三日から開かれた第五十五回原水爆禁止四国大会in高松です。核兵器のない世界へむけて大きく動き出した二〇〇九年、この年の世界大会へ向けて四国四県からの参加者が集いました。二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議への代表派遣や国際署名の各県目標を達成する決意を改めてかためあいました。
矢野巌香川県原水筆頭代表、木場博香川県原爆被害者の会会長から歓迎あいさつと活動報告を述べたのにつづいて国に原爆症認定問題の全面解決を早くと迫る戦いの一つである、香川での原爆症認定集団訴訟について藤島猛さんが報告しました。
徳島、愛媛、高知からも元気いっぱいの発言が出ます。とりわけ高知は青年たちが壇上に上がり若者の力で被爆者や遺族の思いを絵本にした活動を報告、大きな拍手を受けました。
「二〇一〇年NPT再検討会議に向かって:草の根の連帯・行動で『核兵器のない世界を』の流れを加速する」と題して高草木博日本原水協事務局長が記念講演しました。「流れは変わった」と切り出した高草木さんは一九六八年の核不拡散条約以来の核兵器をめぐる世界の動きをわかりやすく解明、ブッシュ時代からオバマ大統領へ。アメリカとロシアという核大国の指導者「核なき世界の追求」を言明した意義を強調しました。
「核兵器のない世界」を国家目標にすえたオバマ演説、中国が核兵器禁止条約を支持するといっていることなど核兵器廃絶の流れを加速する動きを紹介しました。
北朝鮮の核開発問題では被爆国日本が非核政策をきちんととること。アメリカの核の傘からの離脱こそが解決への道と述べました。
そして「核兵器のない世界への扉を開く」上でこれまで実証済みの草の根の力、世論の力を発揮して、非同盟諸国や新アジェンデ諸国など第二スーパーパワーを集めて二〇一〇年五月二日の「核兵器のない世界のための国際行動デー」成功へ頑張ろうと呼びかけました。
つづいて笹岡勝共産党四国比例代表候補が四国中を走り回ってまとめた米軍機低空飛行のコースと被害について特別報告をしました。
大会はこのあと広島で被爆した被爆ピアノ演奏会に移り胎内被爆者のピアニスト好井一条さんはじめ合唱団の音楽を楽しみました。
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大会第二日は四つの分科会がおこなわれ、高松アピールが採択されました。(民主香川六月二十一日号から)
投稿者 : 2009年06月19日 16:16