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2008年06月03日

アースディ香川IN豊島から

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第12回アースディかがわIN豊島、6月1日に今年も豊島一帯で開きました。
早朝の8時からの海岸清掃,環境保全活動とアマモクルーズでスタート、午前中は豊島小学校体育館で「処分場問題全国ネット交流集会」やイチゴ狩り、島めぐりと多彩な行事に取り組みました。
 処分場問題交流集会では「豊島公害調停成立8周年、無害化処理開始5周年をむかえて」と題して豊島住民会議の安岐正三さんが現状を報告しました。
「5年間の処理実績は240,039㌧で不法投棄された廃棄物の推計値592,289㌧の40.5%である。豊島の処理事業は10年の時限立法である産廃特別措置法の適用事業である。国補助金が50%出ている。いまのペースで処理が進められたら10年以内に収まらない可能性が高い。どんな事態になっても豊島住民は完全撤去以外の道はない。それはエゴではなく次の世代のためである。そのために人を育てることも大切だ。今年も8月22日から島の学校を開校します」と話しました。
 全国の産廃特措法適用事業など10カ所のさまざまな不法投棄廃棄物とたたかう市民からの報告があり、続いてこの日のテーマ「不法投棄原状回復への取り組みの現状と課題」でパネルディスカッションに移りました。パネラーの一人,村田正人弁護士(ゴミ弁連)は「豊島事件の原状回復は例外とするのがいまの行政のやり方、産廃特措法適用でも遮水壁とか覆土、浄化壁といったその場所での封じ込め策が中心になっている。これとのたたかいが大事である。また特措法の期限延長はじめ廃棄物関連法の改正も課題である。いまの不法投棄現場は安定型処分場周辺でよく起きていることからみても安定型の新設廃止にも踏み込んでいく必要がある」と当面の課題を述べました。
 150人余の参加者は午後からも生物調査、不法投棄現場や豊島住民の心の資料館見学などそれぞれの豊島を学び,楽しみました。

投稿者 : 2008年06月03日 15:01

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