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2008年05月21日

丸亀市議会に後期高齢者医療制度で陳情

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後期高齢者医療制度に関する陳情

丸亀市議会議長
横田 隼人 殿

【陳情趣旨】
 政府は、75歳以上の高齢者を対象にした「後期高齢者医療制度」を08年4月から実施し、70~74歳の窓口負担も09年4月から2割に引き上げようとしています。新しい制度は、もっぱら医療費削減を目的にしたもので、高齢者に過酷な負担を押し付け、医療内容を制限するものとなっています。
 具体的には、①75歳以上の高齢者を国保や建保から追い出し、すべての高齢者から保険料(平均月額6200円、厚労省試算)を取り立てる、②受けられる医療を制限し差別する「別建て診療報酬」を設ける、③保険料は年金から天引きする、④保険料を払えない人からは保険証を取り上げ、医療を受けられなくする、などです。これまで保険料を負担していなかった扶養家族も、08年10月から徴収されます。
 これに対し、まさに「姥捨て山ではないか」の怒りの声が全国でまき起こり、地方議会でも中止や見直しの決議があいついでいます。
 そもそも病気になりがちな高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしく国と企業が十分な財政負担を行い、高齢者が安心して医療を受けられるようにすべきです。このことはヨーロッパ諸国では常識であり、高齢者を別扱いにして高負担と差別医療を押し付けている国はどこにもありません。
 したがって、以下の点を強く求めるものです。
【陳情項目】
 以下のことを国に求める意見書をあげてください。
1、  後期高齢者医療制度については実施を中止し、廃止すること。
2、  70~74歳の窓口負担2割への引き上げをやめること。

                           2008年5月20日
丸亀市政を考える会、新日本婦人の会、民商、年金者組合、共産党丸亀市市委員会の五団体が連名で提出しました。

投稿者 : 2008年05月21日 17:21

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