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2008年05月16日
5月太鼓台
手のひらサイズのデジカメで生け垣の花を撮っている人がいる。「なにとりよん」。「まちの花マップつくりよんじゃ」。このおじさん、コミュニティーの事務局長さん。5月のわが町は色とりどりの花で美しい。庭のジャスミン、白い花に虫が群がり,サクランボも食べ頃、今年は鳥さんと分け合ってかなり口にできた▼「世の中ヒャクショ(百姓)が元気でないといかん」。長靴を履いて長いホースの先をもって,ナシロ(苗代)の準備に忙しいおじさん。定年百姓の一人、県内大手の熟練労働者、役員まで務めたがいまは集落の農業の中心的担い手。野菜つくりには家族総出で当たり、コメは一人前以上▼「1票10万円もってこい」というのはコメ一筋、まもなく後期高齢者という農民。ガソリン再値上げの決議に「やられたなあ。おい」と吐き捨てるように言っていた。コメ1俵10万円といってもこの人の働きに見合った報酬といえるかどうか▼いま目の前の風景は麦秋である。まだら模様であるが…。田植え準備が進みやがて水田が一面に広がる。ところが目を少し動かすとこの良田が情け容赦なく破壊されている。コンクリートの仕切りができ重機がうなって,国道バイパス工事が騒がしい。道路特定財源である。一般財源にして農業再生、自給率アップに使って欲しいお金である。(民主香川)
投稿者 : 2008年05月16日 18:36