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2008年01月20日
1月太鼓台
「レタスが大暴落や」。野菜農家の嘆きだ。昨年暮れの29日の市況をみると札幌から東京築地、広島。どこでも主産地香川のレタスは最高2940円(10㌔)、多くのところで2000円台でした。明けて10日、東京築地の2100円が最高で、1000円台ばかり。暮れの日本農業新聞が見通した1月相場㌔260円という平均単価を割り込む暴落だ▲寒風が吹きすさんでも白いものが舞っても、一日中収穫の作業をして、夕方軽トラ2台分を作業所に運び込む。産地名、ブランド名を印刷した包装紙に包む。20㌔以上離れた市場まで運ぶのは夜も遅くなってからだ。「ガソリン代が応える」▲自民・公明はガソリン税暫定税率をこれから10年続ける案を通常国会に出す。税率を戻してせめてリッター25円下げてほしい。暮らしの現場の叫びがなぜ聞こえないのか▲旬の野菜が流通と値段を市場にだけゆだねたらどうなるか見本のような展開だ。そしてすぐコメつくりの作業が始まる。米価の下落も市場任せの政策が呼び込み、ほとんどの農民に「もうコメつくりできない」といわざるをえなくさせている。▲いま希望は「農政を抜本的に変えろ」「市場任せはいかん。価格保障が必要だ」「ガソリン下げる手を打て」…保守系議員からも農協役員からも、何よりも田んぼのなかからその声は広がり、うねりになって聞こえてくることだ。(1月20日民主香川から)
投稿者 : 2008年01月20日 14:06