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2007年11月17日
11月太鼓台
ガソリンが痛い。145円以上が普通、150円台も結構ある。世界の投機資金が原油に集まってバレル100ドルの相場という。この一年で2倍以上に跳ね上がった。何とかファンド、かんとかダラーがもうけを求めて世界を駆け回る。ものつくりとは関係なしに相手かまわず値をつり上げて、暮らしを直撃する▼ガソリンだけでない。近所のうどん屋さんが一玉5円あげて65円。売る方も嘆いている。「小麦がまだあがるから年明けたらまたあげるよ」と▼ガソリン税がまた高い、今の値でも3割以上が税金。ガソリン税に上乗せして消費税、こちらは高い値+ガソリン税の5%だから笑いが止まらないのは誰だ▼お米は暴落だという。農協に前渡しで60キロ一万二千円、最終的にどうなるかは売れてからという。といってスーパーで売っている値段はそんなに変わらない。流通経路もさまざまで消費者にとってもお米がどうなるか先行き不透明だ。自給率も心配▼米作りの生産者の労賃を計算したら時給二百五十六円という。米作補助金は生産者のためというより機械メーカーや土木業者にいく仕組み。「少子化対策に政府がお米をちゃんと買い上げて三人目の子どもにはお米を支給するとかしてくれたらどれほどやりがいか生まれるか」。若い専業農家の声である▼大連立。自民・民主の密室談合とその後始末、とても納得できるものではない。「国民が政治を動かすとき」。声を上げて総選挙での審判を求めよう。 (民主香川11月20日号から)
投稿者 : 2007年11月17日 20:24