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2007年06月15日

尾崎淳一郎議員の一般質問

日本共産党の尾崎淳一郎です。16番目の一般質問をおこないます。16番目の質問となりますと同僚議員の質問とかなり重複しますが、質問者の思いを汲んでいただき、積極的なご答弁を期待して一般質問を行います。
 私は、「本市の公立幼稚園の教員配置状況について」、「子育て支援の進捗状況について」、「市民プールの一般開放中止について」、「渇水にともなう学校のプール使用中止について」、
以上、四項目についてお聞きします。

 はじめに、本市の公立幼稚園の教員配置状況について、お聞きします。
 現場の先生から、ある研修会の討論の中で、クラス担任の子どもたちが多すぎて、一人では手が回らなくて指導ができないとの声が出され、また、障害児を担当している先生からは、一人で何人もの障害児を見るのは大変だとの声が出されたと聞いています。また、教員の補充を要望したが、待遇や勤務条件が合わないなどの理由で来てくれないとの話でした。私は、幼児期の教育は教育の中でも、もっとも大切な時期の教育だと考えています。
 そこで、本市の公立幼稚園の教員配置状況について3点お聞きします。
1点目は、園児数に応じた教員配置になっていますか。不足しているのなら新規採用で補充すべきではないでしょうか。
2点目は、年齢に応じ一学級の園児数は規定どおりになっていますか。             
お聞きしたところでは、現在の園児数であれば、本来67クラスの編成が必要ですが、58クラスの編成で指導しているそうです。正規の教諭は54名、園長・主任はクラス担任をしないので、34名の教諭がクラス担任をしています。あと、最低24名の教員がクラス担任として必要です。それを補うために講師を26名配置しています。しかし、本来67クラスの編成が必要なところを、58クラスの編成で指導しているので、当然、一クラスの園児数は多くなり、一人で指導するのは大変です。それを補うために、クラス担任補助を12名配置(一日5.5時間の勤務)しているようです。
 3点目は、障害児に対する教員配置は充分にできていますか。33名の障害児が在籍していると聞いています。お応えください。

次に、子育て支援の進捗状況についてお聞きしますが、その前に、子育てハッピープランを絵に描いたもちにせず、具体的にプランを実践し、少子化対策を進めていただきたいと強く思います。
 さて、丸亀市総合計画の実施計画によれば、平成19年度から21年度の3ヵ年で子育て支援の各事業を推進する計画が示されています。初年度の各事業の進捗状況について7点お聞きします。
地域子育て支援センター事業・つどいの広場の充実について、具体的な取り組みを示してください。
延長保育の推進について、10保育所で実施する計画ですがどうなっていますか。
一時保育の推進について、7保育所で実施する計画ですがどうなっていますか。
休日保育の推進について、1保育所で実施する計画ですがどうなっていますか。
病後児保育の推進について、検討している内容を示してください。
放課後子どもプランについて、特に、放課後子ども教室の具体化についての検討  内容を示してください。また、運営委員会の設置はどうなっていますか。
家庭教育の充実について、具体的な取り組みを示してください。


次に、市民プールの一般開放中止について お聞きします。
子どもたちにとって、特に利用しやすいプールとして活用されてきた市民プールの一般開放を中止すると聞いたときは、本当に驚きました。廃止の理由は、「近年では、近隣に温水プール施設やレジャー性の高いプール施設が整備されたことから、一般開放による利用者は減少傾向にある。また、施設は昭和48年度から50年度にかけて整備されたものであり、経年劣化による維持管理費用は今後増加することが予想される。本市の厳しい財政状況を勘案し、今年度から原則として一般開放は中止する。」との同僚議員の質問に対する答弁がありました。市民プールは、完成後30年以上経過していますので、施設の経年劣化が多く見られ、近々に大規模な修繕が予想されるのは理解できます。しかし、近年、一般開放による利用者は減少傾向にあるというのは、事実でありません。
財団法人丸亀市体育協会が出している「事業報告及び収支決算書」の平成14年度から18年度の5年間の市民プールの利用人数と使用料収入を調べてみると、次のようになっています。平成14年度、利用人数 5,720人、使用料収入 763,620円。平成15年度、利用人数 5,249人、使用料収入 631,850円。平成16年度、利用人数 5,800人、使用料収入 779,830円。平成17年度は、渇水のため使用中止。平成18年度、利用人数5,934人、使用料収入 821,120円 となっています。平成15年度を除けば、毎年利用者は増えています。特に、平成18年度は、プールの排水口での事故が発生し、全国の公営プールの点検作業が実施されましたので、開放日数は例年よりも減少していると思います。そんな中で、利用人数は平成16年度より134人増えています。どこに減少傾向があるといえるのですか。
そこで3点お聞きします。
1点目は、開放中止の決め方について、利用者の声は反映されていません。何故、利用者の意見を聞かないのですか。
2点目は、利用者が減少傾向にあることを開放中止の理由の一つに上げていますが、利用者は増えているのではないですか。
3点目は、子どもたちがとても楽しみにしている一般開放の中止は撤回すべきではないでしょうか。 お応えください。

最後に、渇水にともなう学校のプール使用中止について お聞きします。
子どもたちは、この時期になると水泳の学習をとても楽しみにしています。プール清掃は何時だろうか。プール開きはいつかなーと楽しみに待っています。ところが、例年にない、異常渇水だということで、市教育委員会はプール清掃を実施させ、新しい水を入れて、いつでも水泳ができる状態で待機させ、降雨を待ったが降る状況にならなかったので、プール使用の中止を決定しました。この判断については、心情的には仕方ないかなと考えますが、子どもたちには水泳の学習をさせてやりたい思いで一杯です。
プールに水を満たしているのに何故、泳がせないのか。沢山の水を使用するわけでもないのにと、率直に思います。また、水泳指導は子どもたちにとって大変重要な学習内容だと考えます。その学習の機会を奪うことになってしまいます。そんなことがあって良いのでしょうか。あらゆる節水の手立てを尽くしたうえでの、最終の判断であれば理解します。
そこで、3点お聞きします。
1点目は、今年、実施できなかった水泳指導は何時おこなうのですか。
2点目は、泳げない(浮いて、息継ぎができ、前に進む ことの出来ない)子どもの指導はどうするのですか。
3点目は、浄化装置のあるプールは清掃して新しい水を満たしているとのことですが、何故、水泳指導を実施しないのですか。 お応えください。
 
 以上で、私の一般質問を終わります。      

投稿者 はねだ鉱造 : 2007年06月15日 20:57

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