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2006年08月20日

8・15,高松、27回目の戦争体験を語る集いは盛会でした

 高松市での恒例「8・15戦争体験を語りつぐ集い」は今年も8月15日に高松市美術館で開かれました。 集いの冒頭JCJ香川支部の今岡重夫さんが挨拶しました。今岡さんは27回目を迎えたこの集いの意味を述べ、この日、靖国神社参拝をした小泉首相へのJCJの抗議声明を紹介「メディアに携わる私たちは『信教の自由』とか『素朴な信条』とか称して、小泉首相の政治行動に幻惑されてはならない。かつ過去の戦争を賛美する風潮を厳しく戒めていかなくてはならない」と訴えました。
 『アジアの平和を考える……米軍再編と私たちの未来』をテーマに浅井基文さん(広島平和研究所所長)が講演しました。
 アメリカの考えていることは日本列島が思い通りになる一大軍事基地であることと切り出して日米軍事同盟強化の実態、日本政府の米軍基地再編・強化に反対する地元を無視した進め方をを厳しく批判。そのもとでの国民保護計画や有事の法的枠組みや実態について解明しました。 
 会場とのやりとりの中で浅井さんは北朝鮮や中国などアジアの隣国について、「攻めてくるかもしれないなどと自分中心の天動説でみるのでなく、それぞれの立場、実態をきちんとみて判断することが大事」と述べました。
 また自主防災にとり組む市民(樫昭二さん)の発言に「政府は防災訓練にも有事に国民を動員する一助にと当然考えている。樫さんのようにしっかりした人が自主防災にかかわって有事訓練反対の声をあげてほしい」と応えました。
 「この国の事態を伝えてくれるマスコミはないんだろうか」という疑問に浅井さんは「日本のジャーナリズムは自ら権力と闘って報道の自由を勝ち取った歴史がない。権力が歯をむき出しにするととたんによれよれになる。それを鍛えるのが国民。意外と役に立つのが投書、メイル。あきらめないでメディアにアプローチして彼らの姿勢を正そう」と呼びかけました。(刎田鉱造)

投稿者 はねだ鉱造 : 2006年08月20日 13:21

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