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2014年03月13日
太鼓台(14年3月)
春のたよりは急ピッチだ。ムスカリが顔を出し、クロッカスは色とりどりにあざやか。椿の赤が北風に揺れる。池の堤で寒桜は散り急いでメジロがわさわさと騒ぐ。桜桃のピンクいま盛りだ▼風強く、雪も舞う三月九日。全国で「再稼働ノー」「原発いらない」の声が響き渡った。高松ではフクシマの県議神山悦子さんを迎えて「原発なくす香川の会」が講演とデモをした。「止めまっしょい香川の力で伊方の再稼働」を鳴り物入りで元気よくとどろかせた▼平和病院がフクシマから避難して来ている方たちの健康診断をした。四一人が受診。子どもたちが多かったようだが、ほとんどの人が「原発いらない」とアンケートに答え、その他と答えた二人のうち、一人は「絶対反対」だからと書いていた▼再稼働をすすめる側の動きはあからさまである。柏崎刈羽原発の場合、周辺五カ所のボーリング調査をして断層が動かないことを確認するというのだ(NHKニュース)。東京電力はいったいなにを考えているのか。フク一と同じ過酷事故が日本中どこでいつ起こっても不思議はないことを示したのがあの三・一一ではないか。地震列島に原発は無理なのだ▼瀬戸内の穏やかな春、わたしたちが発信する「春のたより」とは。再稼働ノーだけでなく消費税あかん、集団的自衛権・解釈改憲とんでもない……。胸にある思いをすべて声にして、世論にして、世の中の常識にしていくことだ。(民主香川から)
投稿者 : 2014年03月13日 09:52