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2013年12月11日

12月第3週太鼓台

九〇年代半ば、国会のあたりで五十がらみの先生から毎週、新聞原稿を受け取っていた。「このあたりはほんとに静かになった。音を出しているの右翼の街宣車だけだ」と彼は嘆く。共産党が選挙で勝った時期なのに▼二一世紀目前の大阪知事選挙で、自公がタッグを組んでデマと悪罵のなりふり構わぬ革新候補落としをやってきた。反動攻勢とのせめぎ合いで「デモ足も出ない」年月がつづいた。そして二〇一三年、「デモでもテロだ。だまっテロ」と憲法違反の機密法を通したい自民幹事長。組んでいる公明は口をぬぐっている▼六〇年安保とはひと味違う人間の鎖、デモ、集会。誘い合って国会へ市民が集まってくる。赤ちゃん抱いて署名する父ちゃん、弁護士、学者・研究者から俳優さん、監督さん、名を知られた女性グループ、真宗大谷派からキリスト者、医師、ジャーナリスト……。メディアも腰を上げ「表現の自由守る」と声を挙げ、「こんな法律あってはならぬ」と社説で追撃▼一二・八の朝、丸亀城前で赤紙配りと「秘密法は撤廃」と訴える宣伝車に通りがかりの人から「共産党だけでなく私たちががんばらなくてはね」。高松、演説の田辺健一さんに参院選ではなかった公園デビューの若いお母さんたち、バス待ちのおじさんから拍手が…。飯山で中谷まゆみ市議に「国会あれだけ取り囲んでもいかんやった。ひどいわあ。でも日本は変わりよるね。自民党に入れてた人どなんするやろな」。(民主香川から太鼓台)

投稿者 : 2013年12月11日 16:05

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