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2011年10月13日
太鼓台(11年10月)
「自分の人生と生活にとってなくてはならない新聞、自分たちの運動にとってはどうしても欠かせない『マイ・ペーパー』として、受け止めていただけるような新聞をめざして、全力をあげる決意です」。しんぶん赤旗編集局長・小木曽陽司さんが雑誌「前衛」十一月号に書いた論文の締めくくりである▼一九七〇年代、大阪で聞いた忘れられない言葉がある。「昨日の自分たちの活動がきょうの赤旗紙面に載っている。いいなと思った」。民主団体の宣伝行動を部落解放同盟が妨害してきた。それに対峙して声を、ビラを地域に届けた。その行動が記事になり載った。その新聞をみて「自分たちの新聞だ。これは」となる▼この時期赤旗は日の出の勢いで七〇年には読者二百万近いと報告されていたのが七三年には日刊紙読者六〇万、日曜版二百二十万人となっている。一進一退はあっても八〇年時点で三百万人が読者だった。政治を少しでもよくしたいと行動し発言する人々が身近に「自分たちの新聞」赤旗をおき、人にも勧め。自分たちの言葉で、自分たちのドラマで日々の紙面が飾られる「好循環」があった▼いまマイ・ペーパー赤旗にする。一人ひとりが発言力をつよめる。行動する、運動を広げる。その一つひとつが紙面を豊かにする。われわれの中に負け犬根性はないかと問いかけることからはじまる。(民主香川から)
投稿者 : 2011年10月13日 13:29