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2011年09月21日

太鼓台(11年9月)

多度津町では教育長が七月二八日に辞任、つづいて九月八日に教育委員のうち三氏が一挙に辞職した。新聞報道では「一身上の都合」だ。一つの町にとって異常事態である。育鵬社の歴史、公民教科書を採択するなという申し入れが町に対して九条の会から八月末にだされている。なにが起こっているかあきらか
だろう▼大阪では橋元知事が率いる「維新の会」が府議会へだしている教育基本条例。その露骨な教育への政治介入の狙いに教育委員全員が批判、反発が広がっている。「子どもがむちゃくちゃになる。(教育委員の)総辞職しかない」と声を上げる委員が出ている。沖縄・八重山での育鵬社版不採択には文科相までが
〝介入〟。地元紙が「越権行為も甚だしい」と批判するなど全国に問題が広がっている▼こうした事態に四国新聞や毎日新聞も「保守系」教科書めぐり混乱、論議などと取り上げ始めている。しかし太平洋戦争を「大東亜戦争」と書き日本による侵略戦争と植民地支配を正当化するなど中学生が真理・真実を学ぶ教科書としてふさわしくないことに触れない。なぜ国民の反対が広がっていくのかについては多くは語らない▼高松ではじまった県教委への採択抗議集会をスタートに県民の目に耳に届く「教育は国民のもの」の声を、運動を大きく。(民主香川から)

投稿者 : 2011年09月21日 10:11

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