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2010年03月18日
103太鼓台
内海ダムの事務所員と数年前に話したことがある。「反対派がいて大変でしょう」というと「いや順調ですよ。反対している人は一部で、執念だけですからね」。こんなやりとりだった。その一部と思われていた声が政府を動かし、「寒霞渓にダムは不必要」が世論になってきている▼丸亀市の飯山北コミュニティーでは合併後市が取りやめたコミュニティーバス路線を自分たちで住民アンケートをし新路線案もつくり、市の公共交通協議会に地域部会を作らせるところまで話を進めている▼同じ丸亀の綾歌町では三つの小学校と一つの中学校をまとめて、つまり統廃合して一つの小中一貫校にしたいと市が提案。小学校区ごとに代表を計三〇人集めて綾歌地区小中一貫教育等協議委員会を作った。小中一貫教育のあり方、四つの学校を一つにしてしまうかどうか、答申をだせという▼その席で高松の一貫校第一学園の校区の広さを聞いたら「通学は問題ない」しか答えない。すると住民側の若いPTA役員が発言。地図も示して高松は通学最長距離で2キロ以内、綾歌は端から端まで8・7キロと。高松の三小学校校区は綾歌の一つの校区面積にすっぽり収まることがわかった▼どこでも住民が調べ行動して、行政のごまかしはちゃんと見抜く。子どもや高齢者に負担を強いる「改革」や乱開発にうんと言わない。住民力が働いて政治を前に動かせる。おもしろい時代がきた。
(民主香川から)
投稿者 : 2010年03月18日 12:59