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2010年03月20日

JCJ香川例会のお知らせ

  ジャーナリストかがわ 第126号2010年3月16日
「坂の下の民草」
「一太郎やあい」 つくられた愛国心
司馬遼太郎の「坂の上の雲」が話題になっています。「その時香川はどうなっていたのか」
かつて香川でのエピソードが国定教科書(国語読本)に紹介されました。「つくられた軍国美談」は多くの悲喜劇を生んでいます。香川県歴史教育者協議会会長石井雍大さん(元高校教諭)は近く発刊される雑誌「季論21」(4月号・本の泉社)に地方からのレポートとして報告しています。出版にあわせて、「香川の近現代史講義」をお願いしました。
 「一太郎やあい」は日露戦争の時、戦場へ向かうわが子を励ました母親の言葉として知られています。豊田村(現観音寺市)の岡田かめはは丸亀連隊から出征するわが子梶太郎を多度津港で見送りました。その時、かめは港を出る船に向かって、「一太郎やあい、鉄砲をあげろ。天子様によくご奉公するのだよ」といったそうです。このことが新聞に載り、軍国美談として全国に知れ渡りました。多度津港を望む桃陵公園には銅像が作られ、戦時供出で石像に変わりました。戦意高揚を果した母の像は今もあります。

とき   4月9日(金曜日)午後7時
ところ  茶房「四季」(高松市西の丸町)087-822-9010
テーマ  「坂の下の民草」
      一太郎やあい つくられた愛国心
香川県歴史教育者協議会会長石井雍大氏の授業「香川の近現代史」
お願い  参加者は会場費と飲み物代・500円の協力をお願いします。
[かんかん石]  2月例会は「子育て支援と図書館」がテーマでした。子供たちに大人社会のしわ寄せが押し寄せています。「安全安心」の子どもの居場所を見守ることは大変な作業を伴います。本をめぐる環境にも通じるものがあり、地域の民度・文化度が問われています。新年度を控えて統廃合など学校環境は大きく変わりそうです。JCJ総会が3月27日(東京)に開かれます。会員登録の更新を含めて、積極的な声を寄せてほしいと思います。
  日本ジャーナリスト会議香川支部(087-882-2564)
〒761-8022高松市鬼無町佐料251 今岡重夫気付
メールアドレス imaokasi@md.pikara.ne.jp

投稿者 : 2010年03月20日 20:46

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