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2009年11月27日

綾歌の小中一貫校を考える

日本共産党綾歌町支部は十一月二十三日、「綾歌町での学校統廃合、小中一貫教育計画を考えるつどい」を開きました。丸亀市綾歌町地域にある三つの小学校と一つの中学校を統廃合して小中一貫教育のモデル校にする計画がこの夏突然だされました。市教育委員会各校のPTAなどにが説明をはじめています。「小中一貫ってなに」とよくわからないのに市教委は「中一ギャップ」をなくすために必要だと説明します。住民の間には統廃合で地域の学校がなくなるのではないかという不安も強く広がっています。
 つどいには綾歌町内のそれぞれの校区にあるコミュニティーの会長やPTA役員ら二十人あまりが参加しました。安藤康司香川県教組書記長、中谷まゆみ共産党丸亀市議の話を聞き、話し合いました。
中一ギャップとは中学になって学習や生活の変化になじめず意欲が低下したり、問題行動や不登校が増えることを指すそうですが、一貫教育でそれらが解決される問題ではないこと。子どもの心身の発達(思春期への移行の時期)も考えて支援していくシステム、地域の教育力などの取り組みが大事なことが話されました。
 参加者の中学校教員からは「中一ギャップが一番ないのがこの地域の中学校です。いい子どもがに育っていると思う。あえて大きな学校にする理由がわからない。私の体験でも一人一人に目が届く子どもの数が学力をつけるのには一番。競争はせんでも少人数の方が勉強はできるようになる」と発言しました。
 また校区が広くなり通学がたいへん。学校は地域の拠点であることも話し合いました 。
 中谷議員は「合併してから飯山、綾歌でどれだけ公共施設を取りつぶしていくのか。こんどの問題もその本質が綾歌の学校統廃合であることは間違いない。この計画が子どもにとってええのかどうか。地域にとってどうなのか。住民との合意ができているのか。そのことでいうと教育委員会はただただ綾歌の人にお願いして理解してもらうとしかいわない。聞く耳を持っているのか疑わしい。私は署名とか文書とか住民の意思を形にして表していくことが大事と思う」と話しました。
 会場からは「統廃合よりも、六十五億円もかけた一貫校よりも今ある小学校の体育館の耐震補強をまずしてもらおう。0.08というとてつもなく低い耐震強度の数字を放置するなんて許せない」と怒り声が上がりました。

 

投稿者 : 2009年11月27日 14:29

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