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2009年08月14日
09年8月太鼓台
丸亀市の保育所民営化等構想というものがある。市内の綾歌町地域には岡田、栗熊、富熊の三保育所がある。そのうち栗熊保育所が子どもの数が68人と70人を切ったから統廃合、つまりつぶすのである ▼「市立保育所を継続する場合の最低規模は、児童数七〇名以上とする」というガイドラインを作った。その根拠は市内の保育所の児童数の平均が一保育所100人で、平均以下のところをさらに平均すると70人になる。統廃合先にありきの数字あわせ、数遊びのような理由だ▼実際の保育事情はどうか。市は特別保育や時間外保育は公立ではやらないという。どうしても必要な親子は民間施設を利用しなさい。市の説明でも栗熊地域に栗熊以外の保育所に預けている子どもが4人いる。岡田、富熊には30人から20人が休日保育、時間外保育を求めて地域外に通わせているのだ▼子育て支援の公的責任を放棄したというしかない。栗熊地域は当然行動に立ち上がろうとしている。子育てセンターをつぶしてなるものか。しかしそれですむ話でない。パート切りされた子育て真っ最中のお母さんが障害者施設に職を得て同僚に話した第一声は「私子ども大すきでもっと生みたい育てたいのだけど、賃金が安すいし保育所探し大変だし…」。いま必要なことは保育に欠ける子はいつでも受けいれるメニューを公的に保障することだ。あらためて「ポストの数ほど保育所を」。(民主香川から)
投稿者 : 2009年08月14日 10:03