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2008年07月18日

7月太鼓台

この暑さ、「温暖化」といったおだやかな言葉では現せない。国連のIPCC「気候変動による政府間パネル」報告は地球の温度が工業化以前に比べて平均2度以上上昇すると「取り返しがつかない重大な変化がおきる」▼実感ではここ14、5年で日本列島の夏は気温が4、5度上がっていると感じるがいかが。EU各国は「京都議定書」での数値以上に1990年比でCO2削減している。日本は逆に6%削減を掲げながら6.2%増やしている▼香川はどうか。6月県議会で樫昭二県議が「04年の温室効果ガス排出量は90年に比べて11.4%も増加している。環境省の速報値では6.4%増。しかも06年に決めた県の計画は2010年に03年比で6%削減を目標にしている」と▼同じ6%削減でもうんと増えた時点からの削減では土俵を広げて相撲をとる類だ。県は「基準年を全国一律にと決められていないから達成可能な目標にした」といい大口排出企業には自主計画を立てればそれでよいという。罰則などない。▼11.4%増えたわけは分析中といいながら自家用を含めて自動車が90年から04年の間に33%19万台増えたという。実感でいうとこの間歩いていける商店街がさびれ郊外大型店が林立し、弱者の足路線バスが撤退続き、高速道路のバスは隆盛している。「人に優しく環境を大事にする」の逆を行くのか、国も県も。(民主香川から)

投稿者 : 2008年07月18日 07:05

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