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2008年04月16日
4月太鼓台
「学級の人数は20人~30人が望ましい」ー香川型教育の40人学級を前提とし検討してきた「丸亀市立学校適正配置等検討委員会」が3月28日に答申した「望ましい学級人数」である。いま吹き荒れている学校統廃合の波は靖国派が大暴れした安倍内閣の「教育再生会議」の最終報告にもチェック項目としてあげられている▼坂出では島も含めた大規模な小学校統廃合案がつくられてパブリック・コメントを求めた。すると反対意見が169通きた。通常は一,二件のパブリックコメントである。東かがわ市でも住民が黙っていられないと勉強会,荒波に抗する動きが強まっている▼筆者の入学した小学校は1990年代大都市の学校統廃合の波にさらわれいまはない。大阪市南区・桃園小学校だ。京都まちなかの学校は町衆が明治のはじめ土地も金も出してつくった。その心意気を映した名建築も多く大きなたたかいになった。高松・四番丁小学校などもそんな学校の一つだ▼丸亀の適正配置委員会の公募委員になった市民が,近隣のまちの学校統廃合の実情をよく調べ,裏付けのあるしっかり発言で、委員会を動かし全市二百人の教職員のアンケートに実を結んだ。99%が35人以下が適切な学級人数と答え、それが「答申」となった▼市民のがんばりが,先生方の本音と響き合い新しい動きを生んでいる。都心でも過疎の集落でも学校はまちつくりの中核。これを守り発展させる時代の風である。(民主香川4月20日号から)
投稿者 : 2008年04月16日 17:28