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2007年03月28日

丸亀市の廃棄物処理基本計画に意見(パブリックコメント)

丸亀市の廃棄物処理基本計画に次の意見を出しました。基本計画の内容は丸亀市のホームページで見てください。


☆丸亀市一般廃棄物処理基本計画諸(案)についてのパブリックコメント

    刎田 鉱造
       

 「5,ごみ処理基本計画」のうち「(7)排出抑制・再資源化計画」および「(8)ごみの分別計画」の部分を中心に意見を述べます。
 この2項目は「(6)目標値の設定」に基づいての計画と考えます。そのことには異論はございません。設定されたこれら目標を追求する上で「(7)排出抑制・再資源化計画」として①市、②住民、③事業者のそれぞれ責任を持ってとり組む方策が具体的に示されています。そしてこの項目の前文部分で「発生・排出段階での対応が重要である」と述べられています。にもかかわらず具体策になると「発生抑制」が市および住民の方策では抜け落ちているます。このことは大きな問題点と考えます。
 市は行政という市内の最大の事業所なのですから「拡大生産者責任」を自らに課し、仕事を進める中で「発生抑制に努めなくてはいけない」と考えます。そのことを「①市による方策」の冒頭に明記すべきです。そうして初めて事業者に求める「拡大生産者責任」が生きてきます。
 住民も「発生抑制」に役割を果たさなくていけない旨を「②住民における方策」に明記する必要があります。「ごみになるものは買わない」「買い物にはマイバッグを持参する」など具体的な行動をあげてアピールする必要があります。
 「(8)ごみの分別計画」について述べます。
 廃棄物処理基本計画は将来の地球環境を守るための丸亀市としての行動計画という性格を持っていると考えています。その点からするとこの項目は余りにも消極的です。「分別の増加に関しては原則的にその他プラスチック類のみを対象とする」とか「サーマルリサイクルも視野にいれる」と書いてあります。前後の文章も大変わかりにくい。わかりやすく言えば「プラスチック類の分別は現在以上やらない」「集めた分は燃やせばいい」ということでしょうか。この文章では現状から後退しかねない危惧を覚えます。
 そこで(8)項は削除して次の文章を入れるように提案します。
 「容器包装リサイクル法による再資源化の取り組みは現状を確保しながら、その他プラスチック分別を可能な地域から徐々に広げていく。その他プラスチック類を再資源化することで有料ごみを減らして住民負担を下げることが可能である。ただ現行法では自治体負担が大きいので拡大生産者責任を求める住民運動と協力して法改正も視野に入れてすすめることが大事である」。

投稿者 はねだ鉱造 : 2007年03月28日 15:38

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