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2007年01月12日

丸亀市議会おかしいよ・一括採決はいけません

 丸亀市議会の議案の賛否を一括して求めるやり方はおかしい。〇六年十二月議会で綾歌・飯山両市民総合センターを縮小する議案「丸亀市行政組織条例の一部改正案」と両町の有線放送を廃止する条例が出されていました。この両案を他の18案件と一緒に採決して賛成多数で通したのです。
 両案には市民から「総合センターの縮小計画撤回を求める陳情」と「飯山の有線放送の継続を求める陳情」が市議会議長宛に出されていました。審議の中でも当然多くの論議がありました。
 本会議の一般質問や議案への質疑、付託された総務委員会でも市民が傍聴する中で撤回を求める意見、市の進め方への疑問など市民の声を代弁する意見も出されました。総務委員会には綾歌、飯山選出の委員が一人もいないという中で委員外発言が一件だけで賛成多数となって本会議にかかりました。
 十二月十九日に開かれた本会議では提案された二十二議案、人事案件と修正案が出された一議案をのぞいて二十案件を一括で採決しました。
 採決の結果は日本共産党議員団三人、市民クラブ六人が反対、一人が採決時に議場から退席しました。議員定数三十四人の多数賛成と言うことで可決されたのです。
 私は議案は一本ずつ採否を問うのが当たり前の議会のすすめかただと思います。今議会では両案以外にも議論の多い給食センター関係の予算や浄化槽値上げ案などもあります。なかでも今回の総合センター縮小案は合併協議の中身をないがしろにする重大なものです。しかも委員会審議の中で市当局の責任者が「私は合併協議の中身は知らない」などという暴言を吐いているのです。本人が仮に協議の場に出ていなかったとしても記録を読み協議内容を知るのは当然の仕事です。
 またこの問題では保守会派の地元議員が連名で「認められない」という趣旨の声明文を議会内で配布していることも明らかにされました。そういう事態の中で一括採決をすることは議会にとって鼎の軽重が問われるものです。
 なお綾歌、飯山選出の議員さんの態度は日本共産党の中谷まゆみ議員、市民クラブの綾歌選出議員が反対しました。外に退席した綾歌の議員が一人いただけで六人が賛成しました。(「綾歌まちだより」から)

投稿者 はねだ鉱造 : 2007年01月12日 20:14

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