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2014年02月13日
太鼓台(14年2月)
「わたしたちってすごいのよ。ミライをつくるチカラがあるの」その思いが一票一票積み重なって九八二五九四。味な数字である。宇都宮健児さんの東京都知事選挙の得票数だ。脱原発を唱えて立候補、マスメディアに有名人を巻き込んで騒ぎ立てた二人の元首相組は九五六〇六三、差は大きい▼山田孝男氏『風知草』(毎日新聞一〇日付け)は「原発〇は都知事選の争点にならなかった」と嘆いて見せる。もともと知事選挙は原発の是非を問うものではない。争点に仕立てようと成り立たない話作りに手を出したメディアの罪も大きい▼「東京ホワイトアウト」のタイトルで「電力消費地の原発論議もまた、ホワイトアウト…」・雪の中で視界がきかない状態というが…。現実は原発推進チームが再稼働めざしてスケジュールを着々と進めている。先をはっきりと見据えているのだ▼伊方原発再稼働反対六〇%、共同通信と四国の地元紙の共同世論調査 (二月二日付け)の結果である。県別には高知六九・四、愛媛六二・四、徳島五六・七、香川五四・五となっている。再稼働を正面から問題にするとホワイトアウトは起こらない▼香川〇。原発事故の後、脱原発の意見書を可決した自治体数だ。東京は十一、高知二三、愛媛三、徳島九。ゼロ県香川でも毎金曜日に四国電力前で「伊方を動かすな,サイカドウNO」の行動がつづく。『風知草』の立場がだれの役にたっているか明瞭だ。(民主香川から)
投稿者 : 2014年02月13日 13:50