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2013年04月25日

読んでみませんか。

読みましたよ。『経済ジェノサイドーフリードマンと世界経済の半世紀』(中山智香子)。この本は「わがデモ友に、そして金曜日ごとに名も知らぬまま首相官邸前でご一緒した何万人もの人々に、あるいはほかの街で声を挙げている人びとに、心を込めて捧げるものである。絶対に諦めないでまいりましょう!」とむすばれています。
 「ここ40年ほどのあいだに興隆し普及した新自由主義的な潮流を根本的に見直す時期が来ている」と書いているように、ジャーナリスト、ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』と対をなす、経済学からフリードマンの理論を正面にすえて、半世紀のそのありよう、考え方を解き明かした本です。
 私の身の回りでもこの10数年「おカネがない」といえばなんでもできる「改革」がはびこって困った事態になってきました。市町合併をやって議員の定数を削減して地域の民主主義を掘り崩す、なんでも統廃合で年寄りにもこどもにも不便な地域にする。保育所は売り飛ばしてしまえとか。博打場の競艇場には100億円もかけてかっこよく見せかける改修をしてこども連れを呼び込もうとする……などなど。公務員攻撃や年金生活者、生活保護攻撃も盛んで、まだまだこの空気収まっていません。
 アベノミクスに期待を寄せるように仕向けるメディアの動きもなおざりにできません。やるべき仕事は「ものの見方をひっくり返す」ことです。11・3・11フクシマを合い言葉に。(はねだ)
 

投稿者 : 2013年04月25日 18:49

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