« よしやるぞ | メイン | 綾上・西分「堀池のしだれ桜」。今年も豪華に咲きました。 »

2013年03月25日

3・11に学ぶ南海トラフ地震で丸亀はどうなる

 香川県丸亀市の丸亀革新懇は17日「3・11に学ぶ、南海トラフ地震で丸亀はどうなる」と題して防災シンポジウムを開きました。ちょうど政府が南海トラフで3連動大地震を想定した被害予測をだしばかりということもあって市民の関心が高く時間が足りないほど剣な話し合いとなりました。
 長谷川修一香川大学工学部教授、久保雅和県防災士会会長、山口好則丸亀市危機管理課副課長の三氏が発言を受けて参加者から意見や思いが交わされました。
 長谷川教授は、新しく発表された南海トラフでの地震被害想定を取り上げて、「地域の災害特性と、どうすれば減災ができるかを知ることが防災活動にとって大切だ」と強調しました。また丸亀地域の神社で千三百年代の津波を記録したと思われる説明文を発見したこと、瀬戸内といえども油断することができないことを指摘しました。
 久保会長は、地震災害発生直後はまず自助・自らの命を守ることが一番大事とのべました。地域は地域でまもる共助、公助・行政にはなにができるか、なによりも正確な情報でを集めて行動しようと訴えました。
 山口副課長は災害に強い都市基盤の整備、民間住宅も含めた耐震化の必要性、危機管理体制について市の取り組みにつて話しました。
 参加者からはため池の決壊や川を遡上する津波の危険性、地域防災の具体的な進め方について意見が交わされました。
 また文化財保護の関係者から丸亀城の石垣が崩れる心配があること、必要な手当を急いでほしいという発言があり注目されました。
 参加した高校教員は、「島しょ部は地震があった時どうなるのか不安があって参加しました。地域での防災マップつくりや実際の訓練が大事だと感じました」と話しました。
 「地域の安全・安心のまちつくりにどうかかわっていくのかは革新懇にとっては大事な課題です」という声も聞かれました。

投稿者 : 2013年03月25日 11:08

コメント

コメントしてください




保存しますか?