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2013年01月16日
太鼓台(13年1月)
成人式である。丸亀市民会館、十三日午後、今年は業者の姿めっきり少ない。リクルートスーツの男子、女子は振り袖。色物の羽織をなびかせた少し突っ張った感じの男の子もけっこう「伊方原発を止めてね」「核兵器廃絶を求める」の二つの署名に応じてくれる▼華やかな色に身を包んで、歩きにくそうに、でも活発に。色合いはさまざま、髪型も二,三年前のこれが成人式の髪型さといったでっかいものばかりでなく、それなりに個性的だ▼「一筆お願いします」と署名用紙を載せた画板を差し出す方にも若者がいる。年初から四国電力本社前で「伊方を動かすな」の行進をしたメンバーだ、かけ声や思わず飛び出す歓声の合間に「核はいかん」「わかった住所も書くのか」と手短なやりとりで百七十九筆▼マイクのおじさんは原発止めろ、核兵器廃絶とあわせて「大企業のリストラは許せない」「派遣でなく正規職員で」と訴える。大人になりきっていない二十歳の集団にはなによりも大事なのは仕事があること。働いて暮らせる雇用こそと声を強める。「共にたたかおうよ」が大人の気持ちだ▼香川では高齢者も元気だ。七日には「新内海ダム止めよう」の県庁前宣伝行動が九十三回目を迎えた。平均年齢八十二・三歳の十数人が取り組んでいる。五月連休明けにダム即時中止を求める裁判の原告側証人尋問がある。たたかう年寄りがんばれ。 (民主香川、1月20日号から)
投稿者 : 2013年01月16日 14:31