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2012年12月11日
12月(12年)太鼓台
もう一度あの感激を味わいたい。「深夜を過ぎて春名さんが当選を決めた。すぐ友人から電話があり、祝杯をあげた」。定数六の四国比例、香川の三つの小選挙区をたたかう仲間のあいだで目と目を見合わせて通わせる。合い言葉だ▼「自公で過半数の勢い」と書く序盤の総選挙情勢記事。電話での世論調査と自分たちの取材の結果だというが、示されたデータは「まだ決めていない」が小選区五六%。比例四九%。各党の数字などはなにも明らかにされていない。誰かの願望が大活字で「政権奪還の公算」と紙面に踊っているだけなのだ▼見え透いた世論誘導だが、彼らはこれまである程度それに成功してきた。加えて争点隠し、隠しきれないとなるとごまかしの言葉を吐く。卒原発、脱原発、だが「直ちに廃炉」はいえない。「卒」といっても「脱」といっても目の前再稼働に持ち込めばアメリカ、財界の意にかなう。票を掠め取れば大もうけ。テレビの画面でも新聞の紙面でも彼らは量で稼ぐ、物事の軸を見えにくくする手口だ▼凍える手で配る一枚のビラ、思い切って押す電話のボタン。庭先で電話で声をかけると返ってくる。「比例は入れるよ」「よくわかったよ。風邪ひくなよ」、「年金下げないで」、「選挙終わったら消費税上げる政党はだめじゃ」、願いが思いがあふれてくる。最終盤、もう一回り対話を積み重ねて、四国の議席取り戻す。
(民主香川から)
投稿者 : 2012年12月11日 08:25