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2012年08月16日
12年8月太鼓台
八・一五、さまざまな思いがこもる。高松では「第33回8・15戦争体験を語りつぐ集い」だ。「メディアは真実を伝えたのか」がいま語られるべき問題、六テーマの最後に掲げられている。まさに現代の焦点なのだ▼二〇一二年八月十五日にたってもの申すならば、消費税増税、社会保障一体改革法成立のために巨大メデイア、朝日、読売、日経、毎日、その他大新聞はだれのために、なにを書いたのか▼社説である。「民自対立 3党合意に立ちかえれ」「内閣不信任案 一体改革を党利党略で弄ぶな」「国会の混迷 政争の愚を党首は悟れ」「最優先すべきは消費増税法案の成立だ」。事はその通りに運んだのである▼十三日に四国新聞が載せた全国世論調査で「消費増税反対が56%」、毎日では「消費増税法の成立を評価しない53%」。あれだけ消費税を増税しろとキャンペーンを張ってきてなお反対が増えている。メディアの立場は主権者の意向と相容れない▼新聞をどうやって正道にたたせるか。いい記事をほめる。編集局に「この記者の記事はよかった」。この筆者は「胸にきゅんときた」と文章にして伝える。新聞労連が賃金や待遇だけでなく自分が働いている新聞社の紙面が「これれでいいのか」と問い直す。その先に「キンカン」のようにデモでなくても、アメリカ仕込みの「編集権」を揺さぶる読者の声が広がるよ。(民主香川8月19日号から)
投稿者 : 2012年08月16日 18:35