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2012年01月12日

2012、1月太鼓台

リサ、ストックホルムの三五歳、女性エンジニア。「スエーデンの消費税率はいくら」と聞いたら「二五%、だけど税の負担割合は収入によって違うよ」。日本と比べるとスエーデンは税負担率は高いが社会保障はしっかりしている。医療費はほぼ無料、教育も介護もお金はかからない▼毎年、数年前に他界した仕事仲間を偲んで友人知人が招かれる新春のお茶席がある。濃茶につづいて、薄茶をいただいたあとでことしのニューフェイス、リサを囲んで「ストックホルムにホームレスはいるの」「原発はどうなってる」とあつい議論が尽きない。二五%の消費税は高いが、食料品は一二%と半分。原発も廃止の方向で自然エネルギーでも先行している▼これから国会で審議される日本の来年度予算、発表されたときNHKさん曰く、「社会保障関係費が増えて固定費のようになっている」、予算に融通性がなくなり困ったことだと。しかしこのお金はすぐ世間に出て経済を活気づかせる。内需をあたたかくする。いま一方で大企業や大金持ち優遇税制は貯め込みにつながって、設備投資にでなく投機に回る。原油直撃やらで暮らし圧迫のお金だ▼税金の集め方使い方考え方が同じ資本主義国でも違いが大きすぎる。「税と社会保障の一体改革」の正体「税は庶民に負担増、社会保障は切り縮め」とあからさまだから、まずそれを白日の下にさらして「怒」の一年、スタートだ。(民主香川から)

投稿者 : 2012年01月12日 13:26

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