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2011年05月12日
11年5月 太鼓台
「中部電、株主訴訟も考慮」(毎日)、「政府の手法に抵抗、株主反発を考慮」(四国新聞)。浜岡原発の停止結論先送りの解説記事の見出しだ。電力会社は公共事業だ。それがなぜまず株主なのだ。国民のいのち優先ではないのか▼五月八日のしんぶん赤旗は「浜岡原発全停止実行を 党静岡県委署名呼びかけ」と報じ永久停止を力説。片や電力業界の「原発マネー」ばらまきを告発。この金で動く“環境派”議員は自民、民主、公明、みんな、社民の四七人だと書く▼インターネットをのぞいてみる。脱原発を説くブログも多い。「東電顧問のトンデモ原発擁護」「一気に反原発へと傾く世論。言論状況にも劇的変化が」(ブログ・きまぐれな日々)とか「脱・原子力ニッポン? を」とキャンペーンする反戦塾。原発割安神話はくずれたなど手厳しい▼科学者会議福岡支部が八九年に作った「原発事故そのときあなたはどうするか」緊急対策マニュアルが注目を集めている。九七年に原発震災という論文で浜岡原発に警告を発した石橋克彦神戸大名誉教授も『「根拠なき自己過信」の果てに』、雑誌世界五月号で「地震列島からの原発撤収を」という。大江健三郎さんは「広島の原爆犠牲者に対する最悪の裏切り」と日本の原発に強い異議を申し立てている。 原水禁止世界大会へ草の根からその声、雷鳴のように。(民主香川から)
投稿者 : 2011年05月12日 09:32