« 今年も満開、サザンカの巨木 | メイン | えっとみんな驚いた »

2010年12月16日

10年12月、太鼓台


 「豊島そのものがアートである」、瀬戸内国際芸術祭の人波が畦道まであふれる豊島・唐櫃で稲刈りする豊島ネット「棚田くらぶ」の人の胸の内だ。このアートが主張するのは、多島美を誇る瀬戸内の景観、自然環境保護、産廃不法投棄とたたかった豊島住民のモニュメント、そして離島の活性化…▼豊島にはいまも芸術祭の余韻が続いているというが、目を小豆島に転じると内海ダム、本体工事が始まり、ダム反対住民、地権者の土地強制収用が進んでいる。水がくるまで団結小屋で頑張ると住民たちは粘り強くたたかっている▼こちらを現代アートに見立てるとこのダム堰堤は「ムダな大型開発のモニュメント」、まさに蓮舫仕分けの対象ではないか。何しろ昨年十二月には前原大臣が真鍋知事に計画見直しを求めていたものだ。それが三月には国の半額補助をつけるという裏切りを民主党政権が働いた結果なのだ。最近では鳴り物入りだった八ッ場ダムまであやしくなっている▼民主党応援団だった山口二郎北大教授が「リフォーム詐欺の片棒を担いだようで身の置き所がない」、評論家・三宅久之氏「日本で唯一、党是も綱領もない政党です。…マニフェストも遠慮なくいえば、その場限りの空約束に近い」、田中秀幸元経済企画庁長官「場当たり的で国民は行き先の書いてないバスに乗っているようなものだ」(いずれも「しんぶん赤旗」十二月八日)。この政権は有権者が仕分けることになる。(民主香川から)

投稿者 : 2010年12月16日 17:56

コメント

コメントしてください




保存しますか?