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2009年05月13日

5月太鼓台

「空襲通信」という雑誌がある。空襲・戦災を記録する会全国連絡会議が発行している。08年が10号で毎年7月か8月にでる。99年が創刊、米軍資料が一つの柱、各地の空襲を記録する会の報告がもう一つの柱であるる10号に「岡山県空襲史序章草稿ー年表ー」が掲載されている。岡山大空襲の本質を理解するには県下全域のの空襲を知って全容を明らかにしなくてはいけないという立場での作業である▼工藤洋三・空襲通信編集委員を迎えて先頃「高松空襲を子どもたちに伝える会」が交流集会を開いた。工藤氏は米軍資料を基にして高松空襲について解明、米軍が写した空襲時の空からの写真を示して地上の位置関係をはっきりさせる作業がまず必要であると述べた。日本の軍需産業などをほとんど壊滅に追い込んだ上で20年春から夏への中小都市焼尽くしの意味をのべた▼「市民を殺して音を上げさせる」ねらいなら原爆で「米軍の犠牲を少なくする」と同じ作戦である。子どもたちに空襲をどう伝えるか。かつて高松に戦争がきた。こんなに悲惨だった……でよいわけがない▼いまも世界で子どもたちを犠牲にする戦争がある。高松空襲の1945年から64年がたって世界はどう変わろうとしているのか。戦争屋の巣窟・アメリカで大統領が核廃絶を語り、一歩でも踏み出そうとする時代である。今の子供たちの時代で戦争を終わりにしよう。このメッセージこそが伝えるべき内容である。(民主香川17日号から)

投稿者 : 2009年05月13日 17:54

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